水光注射×リジュラン

「リジュラン水光注射はどんな効果があるのだろう?他の施術方法との違いは?」

「リジュランの痛みやダウンタイムはつらい?」

「何回くらい施術を受けたらいい?頻度は?」

リジュラン水光注射について、このような疑問はありませんか?

こんにちは、美容皮膚科・スマートスキンクリニックです。

リジュラン水光注射とはどのようなものか、効果や施術方法、推奨施術回数や頻度、ダウンタイムや術後の過ごし方などを、医学的な立場から解説します。

※以下の目次から気になる項目を押していただくと、そこまで飛ぶことが可能です。

水光注射×【リジュラン製剤】とは

リジュラン水光注射は、専用の注入器を用いてリジュランという薬剤を真皮層にダイレクトに注入する肌質改善治療です。

「リジュランによる肌の細胞を活性化させる美容効果」と「水光注射の傷を治そうとする働き」の相乗効果が期待できます。

水光注射とは

水光注射は、1ショット9本の極細針でハンコのように薬剤を注入する治療です。

針をセットすると吸引圧により極細針が皮膚に刺さり、あらかじめセットした深さに薬剤が均一に注入されます。針が皮膚から離れたら注入完了です。針を刺して傷を作ることで、人間が本来持つ「創傷治癒」の働きを利用し、コラーゲン増生効果が期待できます。

水光注射について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

リジュランとは

リジュランはサーモンのDNAから抽出される「ポリデオキシヌクレオチド(PDRN)」を有効成分とした製剤で、肌の自己再生力を高める作用があります。

ポリデオキシヌクレオチド(PDRN)は、成長因子の増産や毛細血管の循環促進、抗炎症作用、DNAの再合成など様々な効果を持っています。また、抗酸化作用に優れた「アスタキサンチン」という成分も含有されています。なお、リジュランには「目元専用」「麻酔入り」など、いくつかの種類があります。

リジュランについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

リジュランの効果については、以下の論文をはじめさまざまな研究が報告されています。

リジュラン注入は、リン酸緩衝生理食塩水・イボワール®(ヒアルロン酸製剤)注入と比較し、目尻のシワに対し最も高い弾力性とコラーゲン組成を示し、キメとしわの深さに有意差が認められた。

Chang Sik Pak, Jongho Lee, Hobin Lee, Jaehoon Jeong, Eun-Hee Kim, Jinwook Jeong, Hyeyeon Choi, Byunghwi Kim, Sujin Oh, Iksoo Kim, Chan Yeong Heo. A phase III, randomized, double-blind, matched-pairs, active-controlled clinical trial and preclinical animal study to compare the durability, efficacy and safety between polynucleotide filler and hyaluronic acid filler in the correction of crow’s feet: a new concept of regenerative filler. Journal of Korean medical science. 2014 Nov;29 Suppl 3(Suppl 3);S201-9. doi: 10.3346/jkms.2014.29.S3.S201.

片側の眼窩周囲にポリヌクレオチド(PN)フィラー注入を、反対側に非架橋ヒアルロン酸(HA)フィラー注入して比較。皮膚の弾力性と潤いの改善率は両群とも時間の経過とともに減少し、PN群の方が高い改善率を示し、肌荒れと毛穴ボリュームの改善率は、HA群よりPN群で高かった。

Ye Jin Lee, Hak Tae Kim, You Jin Lee, Seung Hwan Paik, Young Seon Moon, Woo Jin Lee, Sung Eun Chang, Mi Woo Lee, Jee Ho Choi, Joon Min Jung, Chong Hyun Won. Comparison of the effects of polynucleotide and hyaluronic acid fillers on periocular rejuvenation: a randomized, double-blind, split-face trial. The Journal of dermatological treatment. 2022 Feb;33(1);254-260. doi: 10.1080/09546634.2020.1748857.

リジュランの施術方法の違い

リジュランの施術方法には「水光注射」のほか「医師による手打ち」や「ダーマペン」などがあります。それぞれにメリット・デメリットを比較します。

メリットデメリット
医師による手打ち・薬剤を必要な深さに必要な量を届けられる
・薬剤漏れがほとんどない
・仕上がりが医師の技術に左右される
・価格が高い
ダーマペン・微細な針を刺すというダーマペン自体による効果が高い
・薬剤を塗布するため肌の表面を整えるのに適している
・薬剤が皮膚の中まで浸透しづらい
水光注射・薬剤を届けたい深さに均一に注入できる
・医師手打ちよりも安い
・薬剤が肌の中に100%注入されず少量漏れる場合がある(30%漏れるというわけではなく、数%~10%というイメージ)

医師による手打ちは、必要なところに必要なだけ薬剤を届けられるメリットがありますが、仕上がりは医師の技術に左右されます。

ダーマペンは水光注射と同じく複数の極細針をハンコのように刺します。針穴を開けた上から薬剤を塗布するため、ニキビや毛穴のような肌表面の治療には適していますが、薬剤が皮膚の中まで浸透しづらい点がデメリットです。

水光注射は1ショット9針まとめて注入できるため、速度や圧力が一定です。他の施術方法では難しい「薬剤を届けたい深さに均一に注入できる」メリットがあります。ただし、部位によって注入量を変えたい場合は、都度細かな調整が必要です。

水光注射×リジュランの効果

リジュランの水光注射は、繊維芽細胞へ働きかけ血管新生を促す作用、抗炎症作用などが期待できます。

結果、肌ツヤや化粧ノリが良くなり、小じわや毛穴、たるみの改善効果を感じられることでしょう。

こんな方におすすめ

リジュランによる水光注射は、以下のような肌悩みを持つ人におすすめです。

  • 肌の乾燥がひどい、潤いが欲しい
  • 肌のキメを整えたい
  • 肌のハリツヤを向上させたい
  • 毛穴が目立つ、黒ずんでいる、引き締めたい
  • 弾力が欲しい、ほうれい線を改善したい
  • シミ・くすみ・肝斑を改善したい
  • 小じわ、クマを改善したい
  • ニキビ跡が気になる
  • 自然な仕上がりにしたい

リジュラン水光注射が受けられない人

以下の方は施術を受けられないため、ご了承ください。

  • 妊娠中、授乳中の方
  • 免疫機能に異常を有する又はその既往歴のある方、及び免疫抑制療法を受けている方
  • ケロイド形成、肥厚性瘢痕や色素異常症を発症しやすい方
  • 出血傾向のある方又はアスピリンなどの非ステロイド性消炎鎮痛剤やワルファリンなど抗凝固剤を使用している方
  • 水光注射注入箇所に過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ、カサブタがある方
  • 魚アレルギーがある方

リジュランと他の製剤との違い

水光注射にはさまざまな製剤が用いられますが、リジュランは他の製剤と何が違うのでしょうか。

水光注射で用いられる代表的な薬剤としてヒアルロン酸があります。ヒアルロン酸のように、注入した成分によってボリュームを出す場合、成分が体内に吸収されるにつれ、元に戻ってしまいます。

一方、リジュランは物理的にボリュームを出すのではなく、皮膚を自ら再生しコラーゲンを増やすため、元に戻りにくいという特徴があります。

リジュラン 水光注射の効果があらわれる時期と持続期間・注入頻度

リジュランの効果があらわれるのは2~4週間後。1回でも効果はありますが、回数を重ねることで効果を実感しやすくなります。

2~4週間程度あけて3~4回程度治療を受けると、1年以上の効果の持続が期待できます。その後は半年~1年ごとのメンテナンスがおすすめです。

スマートスキンクリニックの水光注射への ” こだわり “

リジュラン水光注射の流れや施術時間

施術時間はカウンセリングを除いて30~40分程度、麻酔を含めても60分程度です。
施術の流れは以下の通りです。

STEP
カウンセリング・診察
STEP
洗顔
STEP
施術

・皮膚にハンドルピースをセットすると吸引圧によりニードルが刺さる

・あらかじめセットした深さに薬剤が均一に注入される

・針が皮膚からから離れたら注入完了

STEP
ご帰宅

リジュラン水光注射の痛み

リジュラン水光注射は、チクっとする程度の痛みです。

吸引しながら打つことで、手打ちに比べ痛みが少なく済みます。針が極細で一度に9本打つことが出来ることから、1回あたりの注入量が多く重ね打ち不要なぶん、痛みも軽減できます。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。

なお、事前に患部を冷やしたり表面麻酔を使用したりすることで、痛みを軽減できます。針や痛みへの不安が強い人は、不安を緩和する作用のある笑気麻酔が利用できるか確認しておくと安心です。

リジュラン水光注射のダウンタイム・副作用・リスク

リジュラン水光注射のダウンタイム・副作用・リスクについて紹介します。

リジュラン 水光注射のダウンタイム期間と症状

ダウンタイム期間は2~3日程度です。

皮膚に針を刺すため、注入部位に赤みが生じ、お肌にボコボコしたような隆起が起こりますが、次第に引いていき、24時間程度で元に戻ります。

治療の特性上、必ずではありませんが、注射針の穿刺部位に皮下出血が起こる可能性があります。皮下出血斑が生じた場合、10~14日かけて徐々に消退していきます。

水光注射のダウンタイムについて、詳細はこちらもご覧ください。

リジュラン 水光注射後の痛みは?緩和するには?

術後の痛みは軽度ですが、痛みの感じ方には個人差があります。

痛みがつらい場合は冷やすと緩和できます。保冷剤などをきれいな布に包み、断続的に患部に当てるとよいでしょう。

リジュラン水光注射におけるリスクについて

リジュラン×水光注射治療には、ダウンタイム症状以外にも以下のような副作用があります。

  • 色素沈着
  • 感染
  • アレルギー

腫れや痛み、赤みは時間の経過とともに治まりますが、増強する場合は感染の可能性があります。クリニックに相談してください。

なお、リジュランはサーモンのDNAから抽出した成分をもちいていることから、魚アレルギーがあると使用できません。

リジュラン×水光注射後の過ごし方

リジュラン×水光注射後の日常生活への大きな影響はありませんが、以下の点に注意してください。

  • スキンケア:施術直後から可能
  • シャワー:当日から可能
  • メイク:24時間程度後から可能

施術後は、皮膚は針で刺された傷を修復しようとしています。回復の妨げとなる長時間の入浴や激しい運動、マッサージなどの血行が良くなる行為も避けてください。

リジュラン×水光注射のメリット・デメリット

リジュラン×水光注射のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

  • 手打ちに比べ痛みが少ない
  • 肌の奥までアプローチできる
  • 目元まで注入できる
  • 施術時間が短い
  • ダウンタイム後の効果がすぐに感じられる
  • 針を刺すことでハリがでる

デメリット

  • 施術後、針痕が残る
  • ダウンタイムがある
  • 効果が永久ではない

リジュラン水光注射の効果を最大限に引き出す方法

リジュラン水光注射の効果を最大限に引き出すためには、以下がポイントとなります。

  1. 実績や口コミを参考に、信頼できるクリニックを選ぶ
  2. カウンセリングで悩みや理想について共有し、適応・治療内容・ダウンタイム・料金を確認し、疑問を解消する
  3. 注意事項を守る
  4. 定期的な施術を受ける

同じ施術でも医師により技術レベルは異なります。適応を確認し理想を共有し、ご自身でできることに取り組ましょう。

施術時間30~40分程度(カウンセリングは含まず)
推奨施術回数・頻度薬剤によって異なりますが、おおよそ2週間~4週間程度の間隔で3~4回程度実施を推奨しています。
ダウンタイム2~3日程度
カウンセリング当日の施術可能
メイク24時間程度後から可能
スキンケア施術直後から可能
シャワー当日から可能
痛み針を刺す際にチクッとした痛みあり
※個人差があります

水光注射ならスマートスキンクリニックへ

スマートスキンクリニックは華美な内装や不要なコストを削減し、機器を厳選してスマートな医療の提供に努めています。

スマートスキンクリニックの水光注射は、9本の極細針、深さは皮下0.6~1.2㎜で調整でき、注入量もコントロール可能。料金は明瞭会計です。

ご不明な点は無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。医師が適応を見極めて最適な治療を提案します。