【医師が解説】バッカルファット除去は40代までに受けると良い?「いつまでに受けるべきか」分かりやすく解説

本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。

  • 「バッカルファット除去は何歳くらいまでに受けたらいいの?」
  • 「バッカルファット除去は40代でもできる?」

こんにちは、スマートスキンクリニックの医師です。

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

バッカルファット除去は頬の内側を切開し、脂肪を取り除く施術です。

フェイスラインが整い、小顔効果が期待できるため、気になっている方も多いでしょう。

そこで、この記事ではバッカルファット除去の施術について、いつまでに受けるべきかを医学的な立場から分かりやすく解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

バッカルファットは除去すべき?

「バッカルファットは取らない方がいいって聞いたけど?」

「除去した方がいいのかどうかわからない」

とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

顔のたるみや頬の周りの丸みが気になる場合はバッカルファット除去が向いています。

バッカルファットは頬の内側にある脂肪のことで、元々は頬の高い位置にありますが、年齢を重ねるうちに徐々に下がってきます。

下がってしまった脂肪が原因で生じた頬のたるみやほうれい線、マリオネットラインなどは、バッカルファットを除去することでお顔の印象を若々しくすることができます。

一方で、二重顎などの顎の下の脂肪が原因で小顔効果のある施術を検討している場合、バッカルファット除去は向いていません。

この場合はバッカルファットが原因で起こっている丸みとは考えにくいため、脂肪吸引など他の方法を検討した方が効果を期待できるでしょう。

バッカルファット除去をするなら何歳までに受けると良い?

バッカルファット除去は、たるみを予防するため20〜30代の若いうちに施術を受けておくのが良いと言われています。

理由としては、バッカルファット除去術は予防効果が高い治療法だからです。

バッカルファットは頬の高い位置にあるものですが、年齢を重ねると下がってきてしまい、たるみの原因となる場合があります。

たるみが出る前に除去しておくことで、将来の肌の悩みを予防することができます。

BFP(バッカルファット)除去術を適切に行うことにより、容積の大きい顔に対して明確な顔面のスリミング効果が得られ、中高年のBFP下垂症による下顔面のたるみの改善にも寄与し得る。

久保隆之, 中高年患者におけるバッカルファット除去の美容的価値, Aesthetic Surgery Journal Open Forum [美容外科ジャーナルオープンフォーラム] 2022, 1-11

一方で、40代以降の方の場合はバッカルファット除去だけでは効果が得られないこともあります。

というのは、年齢を重ねていくうちに、頬の内側の脂肪であるバッカルファットだけではなく、皮膚や筋膜が緩んでしまうことでたるみが生じてしまうことがあるためです。

そのような場合は、バッカルファットだけ除去しても思うような仕上がりにならない可能性が考えられますので、他の治療法を組み合わせて行うことをおすすめします。

バッカルファット除去と他の治療の組み合わせについて

満足のいく効果を得るために他の施術を組み合わせて行う場合は、次のような4パターンの組み合わせが考えられます。

①バッカルファットに糸リフトを併用

糸リフトとは、体内に吸収される糸を皮膚の下に通してたるみをリフトアップする施術のことです。

バッカルファット除去で脂肪を減らすのと同時に頬をリフトアップすることで、すっきりと小顔に見せることができます。

糸についたコグ(棘のようなもの)の刺激によってコラーゲンやエラスチンが形成されるので、肌のハリや潤いが増す嬉しい効果もあります。

②バッカルファットに脂肪溶解注射を併用

脂肪溶解注射(BNLS)は脂肪が気になる箇所に薬剤を注入することで、脂肪を溶解させる施術です。

脂肪溶解の他にリンパ循環作用や肌の引き締め作用もあり、バッカルファットと合わせて使用することで、より小顔効果が期待できます。

薬剤を注射器で注入するだけなので麻酔の必要もなく、手軽に行える施術です。

ダウンタイムもほとんどありません。

③バッカルファットにヒアルロン酸注入を併用

肌の保湿機能を持つヒアルロン酸を補うことで、美しいフェイスラインを作り出す方法もあります。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在するものですが、30代を過ぎるとどうしても減少してしまう傾向にあります。

肌の保水量が減ってしまうと、しわやたるみに繋がってしまうため、バッカルファットで脂肪を除去すると同時にヒアルロン酸を注入することで、若々しい肌を目指すことができますよ。

④バッカルファットにボトックス注射を併用

エラに打つボトックス注射はエラの張りに効果があります。

エラの張りは、下顎の骨格が原因となる場合の他に、食べ物を噛む時に働く咬筋が発達していることが原因となっていることがあります。

そのような場合は咬筋にボトックスを注入することで、シャープな輪郭を作ってくれます。

ボトックスの薬剤が、筋肉が収縮する時に生み出されるアセチルコリンという物質の動きをブロックすることで、筋肉の動きが過剰にならないように働いてくれるためです。

バッカルファット除去と合わせて行うことで、エラが目立たずすっきりとしたフェイスラインを作ることができます。

まとめ

バッカルファット除去はたるみ予防の観点から、20〜30代頃のうちに施術を受けると良いでしょう。

それ以降は効果がないというわけではありませんが、思うような効果を得られない可能性もあります。

満足のいく効果を得るために、糸リフトなど他の施術を組み合わせて行うことをおすすめします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!(笑

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました
  • URLをコピーしました

監修者医師

目次