ケミカルピーリングでニキビ跡は治せる?効果があるケース・ないケースについて解説

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「ケミカルピーリングでニキビ跡を治せるって本当?」

「どんなニキビ跡に効果があるの?」

このように、ケミカルピーリングによるニキビ跡への効果について気になっている方は、まずは効果があるケースとないケースについて確認が必要です。

ケミカルピーリングは、肌の角質層をはがすことでターンオーバーを促し、肌のくすみや色素沈着などを改善する治療法です。一部のニキビ跡にだけ効果がある治療法であり、どのようなものでも改善できるわけではありません。

そこで今回は、ケミカルピーリングによるニキビ跡への効果について詳しく解説します。

目次

ケミカルピーリングで改善が期待できるニキビ跡

ニキビ跡には、進行度順に次の種類があります。

・肌の赤み

・色素沈着によるくすみ

・クレーター、ケロイド

上記のうち、ケミカルピーリングで改善できる可能性があるニキビ跡は、「赤み」と「色素沈着によるくすみ」のみです。クレーターやケロイドにまで進行したニキビ跡は、ケミカルピーリングでは改善できません。

クレーターのニキビ跡の改善には、マッサージピールやフォトフェイシャル、ダーマペン4などの治療が効果的とされています。

ちなみにスマートスキンクリニックでは、ケミカルピーリングはもちろん、マッサージピールやフォトフェイシャル、ダーマペン4なども提供しておりますので、さまざまなニキビ跡の改善が可能です。

ケミカルピーリングがニキビ跡を改善に導くメカニズム

ケミカルピーリングは、肌の表面にある古い角質を剥がして新しい肌への生まれ変わりを促す治療法です。ニキビ跡による赤みやくすみは肌の表面に起きているもののため、ケミカルピーリングによって肌の表面を剥がすことで改善が期待できます。

ニキビ跡のくすみの原因は、ニキビの炎症によって過剰に生成されたメラニン色素が肌に沈着したものです。通常のターンオーバーではメラニン色素の排出が追いつかないため、肌に沈着してしまいます。

そこで、ケミカルピーリングによってターンオーバーを促せば、古い角質とともにメラニン色素が排出されて、くすみが薄くなることが期待できます。

ターンオーバーは年齢を問わず常に起きているため、無治療でも時間をかければニキビ跡のくすみは次第に消えていくでしょう。

しかし、新陳代謝が低下している30代以降の方はメラニン色素がなかなか排出されずに皮膚の表面にとどまってしまいます。だからこそ、ケミカルピーリングによって改善を目指すことが大切なのです。

ニキビ跡に効果が期待できるケミカルピーリングの種類

ケミカルピーリングには3つの種類があり、いずれもニキビ跡に効果が期待できます。ケミカルピーリングの種類ごとに特徴を詳しく解説します。

グリコール酸ピーリング

グリコール酸には、角質層を構成する角化細胞間の接着を弱めることでターンオーバーを促す作用があるため、ケミカルピーリングに適した成分とされています。

ラクトピーリング

ラクトピーリングは乳酸ピーリングともいい、グリコール酸と比べて分子サイズが大きい乳酸を使用することで、皮膚の浅い層の症状を改善するケミカルピーリングです。メラニンの原因であるチロシナーゼの働きを抑えることでメラニン色素の生成を抑制します。

サリチル酸マクロゴールピーリング

サリチル酸マクロゴールピーリングは、皮膚の角質を溶かす「サリチル酸」と、皮膚を保護する「マクロゴール」を組み合わせた薬剤を使用するケミカルピーリングです。サリチル酸のみを使用する場合、皮膚の奥にまで作用することで痛みや赤みなどの症状が現れます。 サリチル酸マクロゴールは、マクロゴールの皮膚を保護する作用によってサリチル酸が皮膚の奥にまで浸透するのを抑えてくれるため、治療後のダウンタイムが短くなります。

ケミカルピーリングでニキビ跡を消すために必要な治療回数

ケミカルピーリングは、複数回の治療によって効果が期待できます。必要な治療回数には個人差がありますが、5回以上は受けた方がよいでしょう。

通う頻度は2~4週間に1回です。治療回数と治療頻度は体質や症状などで異なるため、まずは医師に相談してください。

ニキビ跡にケミカルピーリングを行うときの注意点

ニキビ跡を消すことを目的にケミカルピーリングを受ける際は、次の注意点を押さえておきましょう。

ニキビが増える可能性がある

ケミカルピーリングを行うと肌のバリア機能が一時的に低下します。バリア機能が低下すると、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されます。その皮脂が毛穴に詰まり、古い角質と混ざり合うことで白ニキビができ、そこに炎症が起きると赤ニキビとなります。

このように、ケミカルピーリングを受けると一時的にニキビが増える可能性があることを覚えておきましょう。ただし、適切な洗顔や保湿ケアで肌をなるべく良好に保つと、ニキビの発生を抑えることができます。

一時的に毛穴が目立つようになる

ケミカルピーリングで肌のバリア機能が低下すると、一時的に毛穴が目立つようになる可能性があります。これは、ケミカルピーリングによって角質が剥がれると、毛穴の皮膚が乾燥してキメが乱れるためです。

あくまでも一時的な症状のため、心配はありません。ただし、ケミカルピーリングを十分に期間を空けずに繰り返し受けると、毛穴が目立った状態が持続する恐れがあります。信頼できる医師に相談したうえで、指示に従って適切な頻度・回数でケミカルピーリングを受けましょう。

クレーターのニキビ跡の改善におすすめの治療法

クレーターのニキビ跡には、次の治療法がおすすめです。

マッサージピール

マッサージピールとは、高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素(H2O2)、コウジ酸を配合した薬剤を用いたピーリングのことです。マッサージしながら薬剤を皮膚に浸透させます。

従来のケミカルピーリングとは異なり、皮膚の表面ではなく奥深くのコラーゲンにアプローチすることで、肌のハリと弾力性を取り戻してクレーターのニキビ跡を改善します。赤みやくすみのニキビ跡には効果が期待できないため、必要に応じてケミカルピーリングと併用しましょう。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)という特殊な光を肌に照射して肌トラブルを改善する治療法です。メラニン色素を分解することで、色素沈着によるニキビ跡を改善します。また、メラニン色素だけではなく線維芽細胞にもアプローチしてコラーゲンの生産を促し、クレーターのニキビ跡を改善に導きます。

フォトフェイシャルの詳細についてはこちらも参考にしてください。

ダーマペン4

ダーマペン4は、0.20~3.0mmまでの深さに非常に細い針で小さく穴をあけ、ターンオーバーを活性化させる治療法です。肌が修復する際にコラーゲンやエラスチンといった弾力成分が増加し、クレーターのニキビ跡を改善に導きます。

また、ターンオーバーが促されるとメラニン色素の排出も速くなるため、色素沈着タイプのニキビ跡にも効果が期待できます。

スマートスキンクリニックはあらゆるニキビ跡に対応できます

スマートスキンクリニックでは、ケミカルピーリングはもちろん、マッサージピールやフォトフェイシャル、ダーマペン4など、さまざまな治療法をご用意しております。そのため、赤みから色素沈着、クレーターまで、さまざまなタイプのニキビ跡の改善が可能です。

当院のニキビ跡治療の料金については、こちらをご覧ください。

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監修者医師

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