エクソソーム点滴【臍帯由来】|スマートスキンクリニック(東京 神保町)

エクソソーム点滴アイキャッチ

若返り、アンチエイジングといったキーワードと共に「エクソソーム点滴」というキーワードを聞くことが増えていますよね。

エクソソーム点滴って何なんだろうという疑問を、美容皮膚科クリニックであるスマートスキンクリニックが専門的かつ分かりやすく解説していきます。

またエクソソーム点滴を受けることを検討されている方に向けて、当院の特徴や料金も記載していますので、目次の気になる項目から読み進めてくださいね。

目次

エクソソーム点滴療法とは

概要

エクソソーム点滴

エクソソームという成分を血管内に投与することで、全身へのアンチエイジング効果などを期待する点滴施術になります。

エクソソームとは

エクソソームとは、元々体内に存在する物質です。医学的に解説しますと、脂質二重膜に包まれた小さな細胞小胞であり、様々な細胞から活発に分泌され、細胞間コミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている物質になります。

エクソソームは、この細胞間コミュニケーションという役割を通じて、抗アポトーシス作用、抗炎症作用、神経発生作用、血管新生作用などの多様な効果を発揮します。これらの効果を発揮する結果として、いわゆるアンチエイジング作用をもたらしてくれます。

エクソソームとは

エクソソーム(Exosome、エキソソームとも呼ばれる)は細胞から分泌される直径50-150 nm(ナノメートル:10億分の1メートル)の顆粒状の物質です。

エクソソームの重要な機能として注目されているのは、細胞間の情報伝達に使われているということです。エクソソームは細胞間のコミュニケーションツールとして働いていると考えられています。

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

エクソソームとは

エクソソームの種類(由来)

エクソソームは、採取する部位(由来)が大きく3つある為、種類が3つあると言えます。

それが以下の3つとなります。

  • 臍帯由来
  • 脂肪由来
  • 骨髄・歯髄由来

効果

エクソソーム点滴に期待できる効果は下記画像のように多岐に渡ります。これは、エクソソームが細胞間コミュニケーションに関わっており細胞を活性化するような作用を持つことに加え、全身に作用することが関係しています。

多様な効果の中でもいくつかピックアップして詳細にご説明致します。

エクソソームの期待できる効果

アンチエイジング(若返り)、全身への効果

アンチエイジングというのは、身体の一部だけではなく総合的な概念であり、また目には見えない細胞レベルの若返りといったものになります。

エクソソーム点滴では全身の細胞に作用していくため、アンチエイジングを目指すことが期待できます。

疲労回復・健康維持

全身にエクソソームが作用することにより、細胞レベルで疲労回復に期待ができます。エクソソームの細胞修復、抗炎症作用などが関与していると考えられます。

肌への効果

以下のロート製薬の研究にあるように、エクソソームは肌の奥にある細胞である線維芽細胞へと作用し、肌のハリツヤに影響するコラーゲン・エラスチンの合成を行います。これにより美肌効果に期待ができます。

エクソソームを介して線維芽細胞の老化を抑制し、コラーゲン・エラスチンなどの真皮成分の合成を促進することを発見しました。

【ロート製薬】再生医療研究で注目のエクソソームを介して線維芽細胞老化を抑制する成分(グリコーゲン/テトラペプチド-5)を発見

脳への効果(不眠改善、集中力の向上、認知機能の向上)

エクソソームの細胞修復、抗炎症作用は脳へも良い影響を与えると考えられており、脳を癒すことによる不眠改善、集中力の向上が期待できます。

エクソソームはアミロイドβやタウタンパク質などのアルツハイマー型認知症の原因物質に対し影響を与える可能性があると考えられており、認知機能にも好影響をもたらすことが期待されています。

ダウンタイムの軽減

エクソソームは血流を通じて全身に運ばれ、組織間を自在に移動し、血管新生などの作用により抗炎症・抗酸化・細胞修復作用を発揮します。

このような機序により、傷の治りを早め、ダウンタイムを軽減する効果が期待できます。

毛髪への効果

肌などへの作用があるように、毛髪も「細胞」で出来ているため、エクソソームが作用し、ハリやコシを出したり、白髪の改善などにも期待できる場合があります。

免疫力、アレルギー疾患への効果

以下の医学論文の記載にあるように、エクソソームが免疫力向上に寄与する可能性が示唆されています。

これらの結果は、mRNA ベースのワクチン接種後の効果的な免疫化のために、スパイクタンパク質を含む循環エクソソームが重要な役割を果たしていることを示しています。 これは、スパイクタンパク質を運ぶエクソソームで免疫したマウスにおける体液性・細胞性免疫応答の誘導によってさらに証明されています。

Sandhya Bansal, et al. Cutting Edge: Circulating Exosomes with COVID Spike Protein Are Induced by BNT162b2 (Pfizer–BioNTech) Vaccination prior to Development of Antibodies: A Novel Mechanism for Immune Activation by mRNA Vaccines. J Immunol (2021) 207 (10): 2405–2410.

こちらの動画では堀江貴文(ホリエモン)さんと山川医師が、エクソソームについて解説されています。

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