キアラレジュ×水光注射(リジュランジェネリック)

キアラレジュ水光注射アイキャッチ

「キアラレジュって何?効果は?」

「痛みやダウンタイムは?」

「キアラレジュはリジュランとどう違うの?」

キアラレジュについて、このような疑問や不安をお持ちではありませんか?

こんにちは。美容皮膚科スマートスキンクリニックの医師です。

キアラレジュという名前はあまり聞かれたことがないかもしれませんが、「リジュラン」はご存じかと思います。

このキアラレジュは「リジュランのジェネリック」と思っていただくと良いです。リジュランは「ポリヌクレオチド(PDRN)」というサーモンから抽出した成分を主成分とした注入製剤ですが、キアラレジュもこの「ポリヌクレオチド(PDRN)」を主成分とした注入製剤になります。

この記事では、キアラレジュがどのようなものか、メカニズム、効果やリスクをわかりやすく解説します。
※料金を早く知りたいという方は、以下の目次から飛ぶことが可能です。

目次

キアラレジュ水光注射とは

キアラレジュ水光注射は「キアラレジュ」という製剤を「水光注射」という機器で注入することで、肌を内側からきれいにする肌育治療です。

キアラレジュとは

キアラレジュ(Kiara Reju)はサーモン由来の「ポリデオキシヌクレオチド(PDRN)」が主成分の製剤です。ポリデオキシヌクレオチドに加え、ヒアルロン酸・ナイアシンアミドが含まれており、皮膚の持つ本来の力を促す(ブーストする)ことからスキンブースターとも呼ばれています。また、サーモン由来のポリデオキシヌクレオチドを利用していることから「サーモン注射」と表記されることもあります。

「サーモン由来のポリデオキシヌクレオチド」と聞いて、細胞再生効果で知られる「リジュラン」を思い浮かべる人もいるでしょう。また、リジュランに比べ安いことに不安を覚えるかもしれません。

リジュラン

リジュランはサーモンのDNAから抽出される「ポリデオキシヌクレオチド(PDRN)」を有効成分とした製剤で、肌の自己再生力を高める作用があります。

ポリデオキシヌクレオチド(PDRN)は、成長因子の増産や毛細血管の循環促進、抗炎症作用、DNAの再合成など様々な効果を持っています。

キアラレジュは、まさにリジュランのジェネリックのような立ち位置で、特許が切れたリジュランに倣い製造された安価な製剤のうちのひとつです。こうした後発の製剤は、研究開発コストが抑えられているぶん、リジュランよりも安価に提供されています。

リジュランやリジュラン水光注射について、詳しくはこちらをご覧ください。

水光注射とは

水光注射は、1ショット9本の極細針でハンコのように薬剤を注入する機器です。
吸引圧により極細針が皮膚に刺さり、あらかじめセットした深さに薬剤が均一に注入されます。

製剤の持つ効果と、針の傷を治そうとする皮膚の働きにより、コラーゲン増生・肌の再生効果が期待できます。

水光注射について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

キアラレジュの効果

キアラレジュの効果は、基本的にはリジュランと同様です。

  • 肌質改善
  • 保湿
  • 肌のトーン改善
  • 肌の弾力性を改善
  • 小じわ、ちりめんじわの改善
  • 皮膚のバリア機能の強化

キアラレジュの成分

  • ポリデオキシヌクレオチド:皮膚の再生
  • ヒアルロン酸:保湿効果が高い・持ちが長い
  • ナイアシンアミド:美白

キアラレジュに含まれるのは「リジュラン」と同様の成分です。

ヒアルロン酸は人間の皮膚や軟骨に含まれ、高い保水効果を持つ成分。加齢とともに減少します。体内に吸収される性質を持つため、比較的安全性が高いと考えられています。

ナイアシンアミドは、厚労省から「美白」「シワ改善」「肌荒れ改善」効果が認められた成分です。

以下の論文では、ポリデオキシヌクレオチドを単独でほうれい線に注入した際、シワと肌の質感の改善効果が報告されています。

選択された右側のほうれい線には、最初のプライミング段階で4mlのPN-HPT®(≒ポリデオキシヌクレオチド)が皮内投与され(「NLF Rx群」)、選択された左側のほうれい線には4mlの生理食塩水(プラセボ)が投与された(「NLF Lx群」)。3週間後と6週間後、全患者は両方のNLF領域に2mlの皮下架橋型HAを投与された(全体で4ml)。

(中略)Antera 3D®装置は、NLF Rxにおいて、6週間後(単剤治療期)および3ヵ月後と6ヵ月後(PN-HPT®プライミング+HA期)に、ベースラインと比較してシワと肌の質感が有意に改善したことを示した。右NLFの定量的Vectra H2®評価技術で測定されたHAレベルは、3ヵ月後および6ヵ月後の両方で、対側より有意に高かった。

PN-HPT®単剤療法は、中等度から重度のNLFを有する患者において、皮膚の真皮の質感と品質を迅速に改善するための貴重で効果的な選択肢である可能性が確認された。皮膚におけるプライミング剤として作用するPN-HPT®は、架橋HAの臨床効果を延長する。

Antonino Araco, Francesco Araco, Mauro Raichi. Clinical efficacy and safety of polynucleotides highly purified technology (PN-HPT®) and cross-linked hyaluronic acid for moderate to severe nasolabial folds: A prospective, randomized, exploratory study.. Journal of cosmetic dermatology. 2023 Jan;22(1);146-155. doi: 10.1111/jocd.15064.

スマートスキンクリニックの水光注射の特徴

料金

キアラレジュ(リジュランジェネリック)
※リジュランと同様のポリヌクレオチド(PDRN)製剤

1本(2.2cc)
1回24,800円 → 22,320円
3回セット68,400円 → 58,140円
(1回あたり19,380円
4回セット79,200円 → 63,360円
(1回あたり15,840円
2本(4.4cc)
1回34,800円 → 31,320円
3回セット92,400円 → 78,540円
(1回あたり26,180円
4回セット115,200円 → 92,160円
(1回あたり23,040円
3本(6.6cc)
初回36,800円
1回39,800円 → 35,820円
3回セット104,400円 → 88,740円
(1回あたり29,580円
4回セット131,200円 → 104,960円
(1回あたり26,240円

麻酔の必要性|高い

価格は麻酔代など全て込みの価格表示になります。
この施術は麻酔が推奨されているため、基本的にクリーム麻酔・局所麻酔を実施した上で行うのが標準だからです。

キアラレジュの施術部位

  • 顔(額、こめかみ、鼻、頬、小じわ、ちりめんじわ)
  • デコルテ
  • 手の甲

キアラレジュは顔全体から首、デコルテまで、広い範囲でご利用いただけます。

キアラレジュ水光注射の施術時の痛み

  • 針を刺すときにチクっとする程度の痛み

    ※個人差あり、麻酔利用

キアラレジュ水光注射は、針を刺すときに吸引しながら行うことで、痛みが軽減できます。

針が極細で1度に9本打つことが出来るため、刺される回数も少なく済みます。

また、施術前に患部を冷やしたり麻酔を使用したりすることでも、痛みを軽減できます。なお、スマートスキンクリニックは麻酔代も込みの料金設定です。

キアラレジュの効果の期間・持続性・推奨メンテナンス頻度

【効果があらわれる時期】

  • 潤いやトーンアップ効果=直後から
  • 肌再生効果=約2~4週間後

【推奨治療回数】

  • 2~4週間空けて3~4回程度(=1クール)

【効果の持続期間】

  • 1年以上
    ※1クール治療を受けた場合

【推奨メンテナンス頻度】

  • 半年~1年ごとに1クール

はじめはヒアルロン酸による潤いやトーンアップ効果があらわれ、2~4週間後にポリデオキシヌクレオチドの持つ肌再生効果があらわれてくるでしょう。

リジュラン同様に1回の施術でも効果はありますが、回数を重ねることで効果をより実感しやすくなります。

キアラレジュのおすすめ注入量

【パターン①】おでこや鼻から下の部分は軽くても良い ⇒ 3cc

【パターン②】鼻から下は少し軽くても良いが、鼻から上はしっかりやりたい ⇒ 4cc

【パターン③】鼻から下も含め、顔全体しっかりやりたい ⇒ 6cc

詳しくはこちらのイラストもご覧下さい。

ご自身の症状にはどの量が合っているのかわからないという場合は、カウンセリングの際にご相談ください。

キアラレジュ水光注射のダウンタイムとリスク

キアラレジュ水光注射でもっとも気になるのは、術後の生活への影響でしょう。

キアラレジュ水光注射のダウンタイム

【期間】

  • 2~3日程度

【症状】

  • 針を刺した部分に赤み・ボコボコとした隆起:24時間以内に消失
  • ヒリヒリとした痛み:数日程度
  • 内出血:10~14日かけて徐々に消退

痛みや腫れは冷やすと緩和できます。保冷剤などをきれいな布に包み、断続的に患部に当てるとよいでしょう。

水光注射のダウンタイムについて、詳細はこちらもご覧ください。

キアラレジュ水光注射後の過ごし方

術後は以下の点に注意してお過ごしください。

  • スキンケア:施術直後から可能
  • シャワー:当日から可能
  • メイク:24時間程度後から可能

キアラレジュ水光注射後の日常生活への大きな影響はありません。デスクワークであれば、通常通り行っていただけます。内出血が出た場合はコンシーラーなどでカバー可能です。

ただし、皮膚内部では目には見えない傷を修復しようとしています。回復の妨げとなる長時間の入浴や激しい運動、マッサージなどの血行が良くなる行為も避けてください。ダウンタイム症状が増強する可能性があります。

キアラレジュ水光注射のリスク

キアラレジュ×水光注射治療には、ダウンタイム症状以外にも以下のような副作用があります。

  • 色素沈着
  • 感染
  • アレルギー

術後は必要以上に患部に触れないようにしましょう。色素沈着や感染を招くことがあります。また、再生途中の肌は色素沈着はもちろん、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性もあるため、保湿や紫外線対策を徹底しましょう。

腫れや痛み、赤みはダウンタイム症状と似ていますが、通常は時間の経過とともに治まります。症状の増強はアレルギーの重要なサインです。気づいた時点で、クリニックに相談してください。

なお、キアラレジュはリジュラン同様サーモン由来の成分であることから、魚アレルギーの方は利用できません。

キアラレジュの施術方法

施術時間はカウンセリングを除いて30~40分程度、麻酔を含めても60分程度です。
施術の流れは以下の通り。

STEP

STEP
予約

スマホで簡単に予約できます。

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受付

名前をお伝えいただくだけで、クリニックのITシステムで即完了できる「スマート」で簡単な受付です。

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カウンセリング・診察

カウンセリングでは、気になることは何でもご相談ください。強引な営業はありませんので、ご安心ください。

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施術

クリーム麻酔を塗布し、局所麻酔を行い、お声かけをしながら注入を実施していきます。

STEP
アフターケア

施術箇所のケア・日常生活の注意点などを詳しくご説明致します。また、お悩みの改善効果が期待できる内服薬、スキンケア化粧品など、予防と維持の観点から、適切なホームケアもご提案しております。

STEP
ご帰宅

キアラレジュ水光注射で失敗しないために

  • 症例実績や口コミを参考に、信頼できるクリニックを選ぶ
  • 続けられる料金設定であることを確認
  • カウンセリングで悩みや理想について医師と共有し、適応・治療内容・ダウンタイムを確認し、納得してから治療を受ける
  • 術後の注意事項を守る
  • 推奨回数・メンテナンス頻度で治療を受ける

同じ施術でも、クリニックにより技術レベルや料金体系は異なります。

仕上がりイメージやダウンタイムについての考え方もしっかり確認しましょう。特に日本では日常生活への影響をなるべく抑えた施術を希望する人が多く、海外のクリニックでは日本人ほどダウンタイムを気にしないケースも見受けられます。針の深さや吸引圧を調整することもできるため、じっくり相談しましょう。

詳細

施術時間30~40分程度(カウンセリングは含まず)
推奨施術回数・頻度おおよそ2週間~4週間程度の間隔で3~4回程度実施を推奨しています。
ダウンタイム2~3日程度
カウンセリング当日の施術可能
メイク24時間程度後から可能
スキンケア施術直後から可能
シャワー当日から可能
痛み針を刺す際にチクッとした痛みあり
※個人差があります

キアラレジュ水光注射はスマートスキンクリニックへ

スマートスキンクリニックのキアラレジュ水光注射は9本の極細針、深さは皮下0.6~1.2㎜で調整でき、注入量もコントロール可能です。

料金は明瞭会計。適用範囲やご都合に合わせ、1本あたり2.2㏄/4.4㏄/6.6㏄の3種類の単位で、お試ししやすい1回料金・継続しやすい3回・4回セット料金をご用意しております。

ご不明な点は無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。医師が最適な治療を提案します。

参考

Antonino Araco, Francesco Araco, Mauro Raichi. Clinical efficacy and safety of polynucleotides highly purified technology (PN-HPT®) and cross-linked hyaluronic acid for moderate to severe nasolabial folds: A prospective, randomized, exploratory study.. Journal of cosmetic dermatology. 2023 Jan;22(1);146-155. doi: 10.1111/jocd.15064.

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