【医師が解説】ポテンツァはどれくらい痛い?痛すぎるとの声も?痛みを緩和する方法も解説
本コラムの内容「ポテンツァ」について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。
「ポテンツァに興味あるんだけど、痛いらしい・・・」
「ポテンツァって何であんなに痛いんだろう?」
「ポテンツァとダーマペンってどっちが痛いのかな?」
こんにちは、スマートスキンクリニックです。
ポテンツァについてこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
美容皮膚科医の立場から見てもポテンツァは優秀な施術だと思いますが、一方で「痛み」に関する話しは度々耳にします。
そこで医師の立場で、医学的な観点+自身が施術を受けた経験を元に分かりやすく解説していきます。
ポテンツァはどれくらい痛いのか?
前提として、痛みというのは主観になりますので、客観的にどの程度痛いのかを示すのは難しいです。
ただあえて言うとすると、「かなり痛い」部類になるかと思います。
1ショットの痛みだけで言えば他にも痛い施術はあるかと思います。ポテンツァの特徴としては、2周目、3周目にかけて痛みが増強するということが挙げられるかと思います。
ヴェルベットスキンなどの、ダーマペン後にピーリング剤を導入する施術も「痛すぎる」と有名です。これらの施術は、導入液を入れている時間が長くとも5分~10分程度です。一方でポテンツァは施術全体として20~40分程度はかかりますので、長い時間続くというのは苦手な方もいるかと思います。
ポテンツァはなぜ痛いのか?
ではポテンツァはなぜそんなに痛いのでしょうか?
これはポテンツァの仕組みを考えると分かりやすいです。ポテンツァは、分かりやすくいうと、①針を刺す②RF波を出す、という2段階の施術となっています。
①の針を刺すというだけだと、ダーマペンと同様ですよね。
②のRF波がポイントとなります。RF波について細かいことは置いておいて、要するにRF波が肌の内部に「熱」を加えます。少しイメージが悪いかもしれませんが、分かりやすく例えるとスタンガンをイメージしてもらうと良いかもしれません。
針からビリビリとRF波が出て、熱を加えているわけです。これがポテンツァが「痛すぎる」といわれたりする要因となるものです。
一度熱を加えた箇所に、2周目、3周目と施術する場合があるため、なかなか痛いわけですね。
ただ悪いところばかりではなく、このRF波が熱を加えるという仕組みにより、効果が高いだけでなくダウンタイムが大きく軽減されます。詳しくはこちらの記事も読んでみてください。
ダーマペンとポテンツァはどちらの方が痛い?
結論から言うと、ポテンツァです。
先程ご説明したように、ざっくり言うと以下のような仕組みとなります。
・ダーマペン=針を刺す
・ポテンツァ=針を刺す+RF波
RF波分ポテンツァの方が痛くなると認識しておくと良いでしょう。
ただし、ダーマペン後に導入液を使う場合で、特にヴェルベットスキンやPQage等のピーリング剤を導入する場合は、痛みの強さとしてダーマペン>ポテンツァの可能性もあります。
ポテンツァと他の施術の痛みの比較
他に痛みという点で比較すると良さそうな施術としては、フォトフェイシャル、医療脱毛、フラクショナルレーザーなどが挙げられるかと思います。
これらと比較した場合でも、ポテンツァの痛みがもっとも強いと思われます。
医療脱毛に関しては、瞬間的な痛みの強さとしては、医療脱毛>ポテンツァの可能性はあります。また痛みの種類?感じ方は個人差がありますので、苦手なタイプの痛みもあるかもしれません。
これはあくまで主観が入ってしまいますが、私も全て受けておりますが、ポテンツァがもっとも痛かったです(笑)
ポテンツァの痛みを緩和する方法
「ポテンツァが痛いのは分かったので、痛みを少しでも和らげる方法はないの?」
というお声にお応えしていこうと思います。
※前提として、ポテンツァの施術の際には基本的に麻酔薬を使われているクリニックが大半かと思います。
麻酔薬以外で考えると、以下のような選択肢が挙げられます。
①針の深さを浅くする
②RF波のジュール数(≒強さ)を下げる
③ショット数を減らす
これらは、看護師さんがお痛みを確認しながら調整してくれるクリニックが多いかと思います。ですので、無理に我慢をし過ぎず、相談をしましょう。
ポテンツァが痛すぎるなら、ダーマペン、フラクショナルレーザーも選択肢
ここまでいかがだったでしょうか?
「やっぱりポテンツァの痛みが怖い・・・」
「1回受けたけど、2回目はもう無理・・・」
という方はいないでしょうか?
実は私もこのような気持ちになりました(笑)
おそらくポテンツァを受けられる方の大半は、肌ツヤを上げたい、毛穴を改善したい、ニキビ跡を改善したい、といった悩みで受けられているかと思います。
そのようなお悩みの場合には、ダーマペン、フラクショナルレーザーも良い選択肢となります。
いずれも、肌の深い部分(真皮層)に作用しコラーゲンやエラスチンを増やしてくれる施術となります。
また、ダーマペンの場合、針で穴を空けた後に様々な導入液を入れることが可能です。特にエクソソームの導入はダウンタイムを軽減する可能性もあります。
スマートスキンクリニックでは、ダーマペンと各種導入液を取り扱っていますので、ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。