【美容皮膚科医が解説】スネコス注射のデメリットは?分かりやすく解説します

「スネコス注射打ってみたいけど、デメリットがないかちゃんと調べないと…」

「スネコス注射って打っても大丈夫なのかな?」

「内出血が起きる可能性があるって聞いて不安…」

こんにちは、美容皮膚科スマートスキンクリニックの医師です。

スネコス注射は目の下のクマや小じわに対する効果的なアプローチとして知られています。しかし、いざ受けてみたいと思った時に、上記のようなお悩みが出てこないでしょうか?

美容医療というのはメリットばかりに目がいってしまいがちですが、デメリットについても正しく理解しておくことで、安心して施術を受ける決断ができるかと思います。

そこで、美容皮膚科の専門的立場から、分かりやすくスネコス注射のデメリットについて解説致します。

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目次

【結論】スネコス注射に大きなデメリットはない

最初に結論だけ述べさせていただきます。

スネコス注射には、いわゆる大きなリスクや副作用などのデメリットはありません。


大きなリスクや副作用とは例えばどんなものかと言うと、ヒアルロン酸注入治療での失明、皮膚の壊死があります。ヒアルロン酸注入治療では、血管塞栓と呼ばれる副作用が起こってしまう場合があります。

こちらは施術者のスキルによってリスクを限りなくゼロにすることは可能ですが、リスクはゼロではないわけです。

一方でスネコス注射に関しては、このような重篤な副作用の危険性はありません。こちらは、スネコスが「非架橋型」ヒアルロン酸という成分でできていることが関係しています。従来のヒアルロン酸は「架橋型」になります。

すごくざっくりと言うと、「架橋型」=硬い・固形物、「非架橋型」=さらさら・柔らかい・流動物、になります。硬いものは血管に詰まるのはイメージできるかと思いますが、さらさらのものは詰まりようがないですよね。


大きなデメリットはないことは理解いただけたかと思いますが、デメリット自体は存在していますので、そちらをこれから解説していきます。

スネコス注射のデメリット

①施術時の痛みがある

スネコスは、主に目の下に注射をしていくことになります。

注射というのは、以下の2つの痛みが存在します。

①針を刺す時の痛み
②製剤を注入する時の痛み

①に関しては、どのような製剤にも共通する痛みになります。②に関しては、製剤によって大きく痛みが異なります。例えば、ボトックスやリジュランは痛みが強いと言われています。スネコスに関しては②の痛みはそこまで強くないです。

ですが、①の針を刺す時の痛みは存在しますので、デメリットと言えるかと思います。

こちらの痛みは軽減する方法がないわけではなく、針を極細のものを使うという方法があります。以下の画像をご覧ください。

針を細くすることで、痛みをゼロにすることは難しいですが、軽減することが可能となります。

赤み、腫れが起こる

スネコスを注入すると、ほぼ100%赤みと蚊に刺されたような腫れが起こります。

ただこの現象は、医学的に当たり前の現象です。皮膚の中に「水分」が注入されることになるので、皮膚が膨れる(腫れる)のは当たり前ですし、赤みが出るというのも針を刺しているので自然な生体反応です。

ですので、心配はいりませんが、見た目としては何か所も蚊に刺されたように見える状態となりますので、いわゆるダウンタイムになってきます。

このダウンタイムは、基本的に24時間程度で改善してきます。腫れは24時間以内にひいてくることが多いですが、赤みに関しては最大3日程度続くこともあります。

③内出血が起こる場合がある

内出血という言葉は聞かれたことがあるかと思います。皮膚の下(内部)で出血をして、青っぽく見えるものです。

内出血

たまに医療ミス、技術力不足のように表現されることがありますが、内出血はどうしても一定の確率で起こってしまうものになります。

なぜ起こるのか解説します。

皮膚の下(内部)は以下の画像のようになっています。この中で「毛細血管」という部分に着目してください。

毛細血管

聞きなれないかと思いますが、名前の通り髪の毛のように細い血管がくもの巣のように存在しています。太い血管ではないので、目視して確認することができないのです。

この血管に針が刺さると、血管の破れます。大きな血管ではないので出血自体は少量ですが、内出血として残ってしまいます。

何日で治る?

個人差はありますが、1週間~最大でも2週間程度になります。

予防方法

これらをしたから100%予防できるわけではないのですが、確率を下げることはできます。(※医師が実施する内容です)

①血管がある可能性が高い場所を判断の上、避ける
②注射した後に、しっかりと押さえる(止血をする)

④1回では大きな効果が出ない場合がある

スネコスは従来のヒアルロン酸と異なり、物理的にものを入れるのではなく、自分の細胞を活性化しコラーゲンやエラスチンという肌のハリ・弾力の元となる成分を増やす施術となります。

ですので、スネコス公式の推奨施術回数は4回セットとなっており、1回では大きな効果を感じられない場合があります。(1回でも大きな効果が出る事例もあります)

しっかりと効果を期待する場合には、4回セットで受けるようにしましょう。

⑤短期間で4回連続で打つ必要がある(※必須ではありません)

スネコス注射は以下のような推奨施術回数・頻度となっています。

「スネコスは何回受けるのが最適なのでしょうか?」

4回セットで受けると良いかと思います。

「どのくらいの間隔で受けるのが最適なのでしょうか?」

2週間程度の間隔が良いかと思います。

効果を最大化する上でこのような回数・頻度が推奨されているため、できればこれに従って施術を受けた方が良いです。

そうすると、2週間に一度クリニックに行く必要がありますので、通院の大変さという観点でデメリットと言えるかもしれません。

必ずしも2週間ピッタリでなくてもよく、あくまで目安にはなりますので、その点はご留意ください。

⑥永久に効果が持続するわけではない

こちらはスネコスに限った現象ではないのですが、悲しいですが人間は老化しますので、基本的には年月が経つと何もしなければマイナス方向に進んでいきます。

ですので、スネコスで小じわ、クマなどが改善した場合にも、永久に続くわけではないことは念頭に置いておくと良いでしょう。

⑦料金が高い

スネコスの料金相場は1回あたり50,000円~90,000円となっています。(2024年1月時点)

1回でも安くない金額ですが、先ほどお伝えしたように効果をしっかり出していくには3回セットが推奨されていますので、4回セットとなると200,000円~360,000円が相場となってきます。

副作用・リスクではないですが、料金・費用というのはデメリットと言えるかと思います。

スネコス注射のメリット

ここまでデメリットについて解説しましたが、最後にメリットについても少しだけ解説できればと思います。

スネコスのメリットは大きく2つあります。

①従来改善の難しかった目周りへの効果的なアプローチが可能

これまで目周りというのは、効果的に改善する手法というのがあまりありませんでした。そんな中でスネコスのような製剤が出てきて、以下に示すような効果を得られるようになってきました。

①目の下のクマの改善
②目周りの小じわの改善
③脱脂後のボリュームロスの改善

目周りのお悩みをお持ちの方には良い選択肢ができた、ということでメリットと言えると思います。

②自然・ナチュラルな改善が可能

「肌の状態を良くしたいけど、外科はちょっと・・・」
「美容施術を受けて、不自然になりたくない・・・」

このようにお考えの方もいらっしゃるかと思います。

スネコス注射はこちらの悩みを解決する製剤となっています。デメリットのところでお話したように、スネコスは肌の奥の真皮にある細胞に栄養を与え活性化させることで、自然にコラーゲン・エラスチンといった成分を増やし、それによりボリュームアップを叶えてくれる製剤になります。

物理的に新しい物をお顔に入れたりするわけではありませんので、自然・ナチュラルな改善を実現できます。

スネコス注射ならスマートスキンクリニックへ

スネコス注射は、大きなリスク・副作用といったデメリットはない施術になります。

一方でいくつかデメリットは存在します。ですが、これらのデメリットを減らすことは可能です。

スマートスキンクリニックでは、スネコスを含めた注入系施術を以下のようなこだわりを持って実施しております。

スネコス注射を受けてみたいという方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。

スマートスキンクリニックのスネコス注射の詳細は以下からご覧ください。

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